在宅医療システムのシステム連携とは?|販売管理・基幹システムとのつなぎ方
2025.08.07
投稿者:ota
在宅医療の業務では、
- 機器の管理
- 設置・回収記録
- 請求書や確認書の作成
- 利用者情報の登録
など、多くの作業が複数のシステムやExcel台帳に分かれて存在しています。
その結果、
「同じ情報を何度も入力する」
「請求に必要な情報を探すのに時間がかかる」
「データがバラバラで誰が最新かわからない」
といった非効率が発生します。
この問題を解決するカギが、在宅医療システムと他システムの“連携”です。
よくあるシステム連携の例
✅ 販売管理・請求システムとの連携
- システムに入力された患者・機器・利用情報を請求データとして自動出力
- 請求漏れや手計算ミスを防止
✅ 基幹システム(ERP)との連携
- 利用者情報や契約内容を一元管理し、社内全体で情報共有
- 月次報告や請求業務がスムーズに
✅ 機器メーカーの在庫管理システムとの連携
- 発注〜設置〜返却までの流れをデータで把握
- シリアル管理や点検履歴も自動で連携
連携のメリット
- 転記・二重入力の削減
- 請求ミスや確認漏れの防止
- 作業時間の短縮・属人化の解消
- 社内・現場間の情報格差を解消
業務が“つながる”ことで、ミスが減り、現場のストレスも軽減されます。
実現のポイント
- 連携範囲は段階的に(最初は請求データのみなど)
- 「誰が・何を・どこで使うか」を明確にして設計
- ベンダー間で調整できる体制があること
- UIや帳票も連携に合わせて柔軟に対応できること
まとめ|連携で“バラバラの作業”がひとつに
システムを導入しても、別システムや台帳とつながっていなければ、
「手間が減らない」「ミスが減らない」といった問題が残ります。
在宅医療システムは、“つながる”ことで真価を発揮します。
現場・事務・経営、それぞれの立場で「楽になる」ための仕組みとして、
柔軟なシステム連携を前提にした導入をおすすめします。