在宅医療で使われる機器は、ただ“動けばOK”ではありません。酸素濃縮器や吸引器、CPAPなど、長期にわたって使用される医療機器には、製造年月や耐用年数、使用期限などの管理が必要です。

とくに安全管理の観点から「この機器はいつまで使えるのか？」を把握しておくことは重要ですが、現場ではつい後回しになりやすいポイントでもあります。

■ 使用期限・製造年月・耐用年数——それぞれを見える化・自動計算

サイアスの在宅医療システム「navi in flow」では、各機器ごとに以下の情報を記録・一元管理でき、さらに使用期限の自動計算にも対応しています。

• 製造年月
• 耐用年数（例：7年など）
• 使用期限（自主基準に基づく交換目安など）

機種マスタに耐用年数を設定しておけば、機器登録時にシリアル番号と製造年月を入力するだけで、使用期限を自動的に計算・登録する仕組みです。

これにより、使用期限が近づいている機器を一覧表示したり、交換対象を事前に把握できる機能が整っています。

■ 「あの機器、そろそろ限界かも…？」の不安をゼロに

多くの現場では、ラベルやExcelで管理しているケースが多く、「いつまで使えるのか？」の判断が属人化してしまうことも。

navi in flowを使えば、耐用年数を超えそうな機器を一覧でチェックできるため、突然の交換依頼やトラブルにも落ち着いて対応できます。

たとえば、現在の稼働機器のうち、来月で使用期限を迎えるものをリスト化するなど、“見えない不安”を“見える情報”に変えることが可能です。

■ 機器交換の履歴も一元管理

さらに、交換履歴や理由、回収日・交換日なども一緒に管理できるため、「いつ、どういった理由で、どの機器を交換したか」が明確に記録されます。

これにより、現場の安心感が格段に変わります。

まとめ

医療機器は、正しく管理してこそ“安全”が守られます。

navi in flowでは、製造年月や使用期限の記録はもちろん、交換対象の抽出や履歴管理まで一気通貫でサポート。

“なんとなく大丈夫”に頼らず、データに基づく確かな運用で、在宅医療の現場を支えます。